パッシブハウス 佐貫一級建築設計事務所

パッシブハウスとは?
近年建築業界で聞くようになった「パッシブハウス」とは、ドイツや北欧で多く実用化されている高性能住宅です。省エネルギーで熱交換効率が良く、住む人にも環境にも配慮された「無暖房住宅」とも呼ばれています。

ドイツや北欧では、夏の気温と冬の寒さの温度差が激しく、日照時間も夏と冬では極端に違うという過酷な環境です。日本でも地域によっては年間を通して温度差や日照時間の差が激しい地域があり、このパッシブハウスという考え方はこれからメジャーなものとなって行くでしょう。

パッシブハウスには、幾つかの決まりがあり、大体は以下のような性能を求められています。
1. 暖房用エネルギーは、15kwh/a同等又は以下とする。
2. 冷房用エネルギーは、15kwh/a同等又は以下とする。
3. 冷暖房、給湯、換気、照明・家電に使用する一次エネルギーは、120 kwh/a以下とする。
4. 壁・屋根など外気に面する外皮のU値は、0.15 W/K を超えない(誼楼茵↓驚楼茵法
5. 窓(硝子と枠のトータル)は、U値が0.8 W/K以下を目標とし太陽熱取得率を約50%とする。
6. 住宅の気密性能は、50P(n50)時の漏気が0.6回/h以下とする。気密測定については防湿シートが見える状態で行うこと。
7. 熱交換換気システムによる排気からの効率的な熱回収率を80%以上とする。
8. 太陽熱の取得と遮光を考えること。
9. 再生エネルギー、自然エネルギーの活用を推奨する。
10. 省エネルギー照明・家電製品を使うこと 。
難しい数値や専門用語が並んでいますが、簡単に言うと、現状で考え得るトップクラスの住宅性能が求められているということです。
これらの性能基準によって建てられる現場では、必ずパッシブハウスインスティチュート(PHI)が開発した、PHPP(Passive House Planning Package2007)を活用し、パッシブハウスの判定を行ないます。

パッシブハウスの最大の特徴である高い断熱性能は、厚い断熱壁と3重ガラスなどの徹底した断熱設計にあります。断熱性が高い家=高気密住宅となり、室内の熱をいかに逃さないかがパッシブハウスの重要な目標になります。しかし熱を逃がさないということは、それだけ室内に空気が滞るということになってしまいます。
換気と断熱性の問題を解決するのが、熱交換換気システムです。これにより室内の空気の熱を逃すことなく、外気を取り入れ室内の滞った空気は排出され、空気を新鮮に保つ事が可能になります。

この他に太陽光パネル等の再生エネルギーを使用したり、オール電化にしたり、省エネルギー家電を利用したりと省エネルギー化を推進することにより、昨今いわれるCO2削減やエコに貢献できる環境に優しい家になります。
環境にやさしい家は、それだけランニングコストが下がり、温度管理と調湿された住宅はその寿命も大幅に延びる事になります。
●佐貫建設設計事務所が提案するパッシブハウス
当社は「日本パッシブハウスセンター」に加盟している正規スタッフです。
欧州のパッシブハウス規定を参考に日本の風土や気候に合わせた基準を策定している団体で、南北に細長い日本の複雑な風土に合わせて設計監理されるパッシブハウスを提唱しています。

佐貫建築設計事務所では未来型住宅としてパッシブハウスを推進し、戸建て一般住宅だけでなく賃貸アパートや福祉施設といった、効果規模が大きな建築物にこそ有用な技術と考えています。

パッシブハウスをもっと知りたい方には、セミナーやコンサルティング、相談を常時受け付けております。秋田の風土に合った提案、ライフスタイルを重要視した住む人本位の住宅設計を心がけ、快適な住空間を設計監理いたします。